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専業主婦の自己PRの書き方|ブランクありの職務経歴書の例文


職務経歴書の中で、一番手が止まったのが自己PRでした。

「専業主婦の私に、書ける強みなんてあるのか」「何年も働いていないのに、アピールできることなんてない」——そう思ってしまい、一番書くのに苦労しました。

でも書き終えてから気づいたことがあります。自己PRは、すごい実績を書く欄ではない。 働くうえでの姿勢や強みを伝える欄です。

先に結論から

自己PRに、特別な実績は必要ありません。

過去の仕事で任されていたこと、続けてきたこと、大事にしてきた姿勢。

それを材料に、応募先でどう活かせるかまでつなげる。それだけだと思っています。


専業主婦の職務経歴書で自己PRに書けること

「何もない」と思っていても、整理してみると書けることは出てきます。

過去の仕事で続けていたこと

何年も前のことでも、「自分はこういう仕事の仕方をしていた」という記憶は残っています。丁寧に確認する、期限を守る、報告をこまめにする——それが自己PRの土台になります。

人から任されていたこと

後輩のサポート、資料のとりまとめ、窓口対応……「担当だった」「任されていた」ことは、強みの証拠です。

ブランク中に身についたこと

子育てや家庭の中で、段取りを立てること・複数のことを同時にこなすこと・限られた時間で動くことは、自然に鍛えられます。応募先によっては、素直に書いてみてもいいと思います。

ブランク中に勉強していたこと

資格取得や語学学習など、専業主婦期間中に何か勉強していた方は、ぜひ書いてみてください。「忙しい中でも時間を作って勉強を続けた」という事実は、時間管理能力のアピールになります。採用する側にとっては、「仕事が始まっても自己管理できそう」という安心感につながります。勉強の成果(資格・スコアなど)より、「続けた」という姿勢の方が伝わることもあります。

私の場合は英語でした。育児の合間に細切れで続けていたのですが、入社後にスコアを測ってみたら、思っていたよりずっと上がっていて自分でも驚きました。専業主婦期間が「止まっていた時間」ではなかった、と実感した経験でした。

再就職後に活かしたい姿勢

「一から学ぶ気持ちで取り組みたい」「チームの中で貢献したい」といった姿勢も、自己PRになります。特に専業主婦からの再就職では、謙虚さと意欲のバランスが大事だと思っています。


専業主婦の自己PRの書き方|3つの流れで考える

書ける材料が見つかっても、いざ文章にしようとすると手が止まります。私も、材料を並べただけの文章になってしまい、何度も書き直しました。

順番を決めてから書くと、迷いにくくなります。

① 応募先が求めていることを書き出す

先に自分の強みを探すのではなく、求人票を見ながら「この仕事では何が求められているか」を書き出します。正確さなのか、対人対応なのか、段取りなのか。ここが決まると、書く内容が絞られます。

② 自分の中から、それに近い材料を探す

①で書き出したことに対して、「前職でこれをやっていた」「家庭の中でこういう動き方をしていた」と当てはまるものを探します。すごい実績である必要はありません。日常的にやっていたことで十分です。

③ 応募先でどう活かすかまで書く

ここが一番大事だと思っています。材料を並べただけだと「で、それが何に役立つの?」で終わってしまいます。「だから、御社でもこう動けると思います」まで書いて、ようやく自己PRになります。

この順番で書くと、「自分が言いたいこと」ではなく「相手が知りたいこと」から組み立てられるので、書く内容が自然と決まってきます。


自己PRに無理に書かなくてもよいこと

逆に、これは書かなくていいと思っています。

  • 大きな成果や数字で表せる実績 → なければ書かなくていい
  • 「即戦力です」と言い切ること → ブランクがある以上、無理に言い切らなくていい
  • キラキラした強み → 誇張すると面接で話せなくなる

自己PRは「面接で話せる内容」であることが大事です。書いたことを面接で聞かれたとき、自分の言葉で話せるかどうかを基準にすると、書きすぎを防げます。


ブランクあり主婦の自己PR例文【職務経歴書向け】

参考までに、例文を7つ紹介します。例文1〜3は応募する職種から、例文4〜7は自分の状況から選べるようにしました。

そのまま使うより、自分の言葉に直して使ってください。書いたことは面接で聞かれます。

応募する職種で選ぶ

例文1:事務・サポート職向け

前職では書類管理・データ入力・来客対応を担当し、正確さとスピードのバランスを意識しながら、ミスなく業務を進めることを心がけていました。ブランクはありますが、この仕事の進め方は今も変わらず大切にしたいと考えています。チームのサポート役として、着実に成果を積み上げていきたいです。

例文2:接客・コミュニケーション職向け

前職では窓口対応・電話対応を担当し、お客様の状況に合わせた丁寧な対応を心がけていました。専業主婦期間は、保育園や再就職の相談などで、自分が窓口を利用する側になりました。担当の方に寄り添っていただいたり、新しい提案をいただく機会もあり、「今もう一度この仕事ができるなら、あの方のように対応したい」と感じたことを覚えています。再就職後も、相手の立場に立って誠実に対応することを大切にしたいと思っています。

例文3:未経験の職種に応募する場合

前職とは異なる分野への応募になりますが、これまでの仕事では、わからないことを自分で調べたうえで、判断が必要な部分は早めに相談することを心がけていました。未経験の業務ではありますが、一から学ぶ姿勢で取り組み、任せていただける範囲を少しずつ広げていきたいと考えています。

自分の状況で選ぶ

例文4:ブランクが長い場合

5年以上の専業主婦期間中、家庭と子育てを担いながら、限られた時間の中で優先順位をつけて動くことを日々意識してきました。再就職にあたり、謙虚に学ぶ姿勢で、与えていただいた仕事に誠実に取り組み、いち早くチームに貢献できる存在になりたいと考えています。

例文5:前職の経験を活かしたい場合

前職では〇年間、△△を担当していました。ブランクはありますが、当時から続けていたのは、作業の前に段取りを決めてから着手することと、進捗を早めに共有することです。進め方などを学びながら、これまでの経験で活かせる部分から貢献していきたいと考えています。

例文6:子育て経験を強みにしたい場合

専業主婦期間は、家庭と子どもの予定を組みながら、限られた時間の中で優先順位をつけて動く毎日でした。予定通りに進まないことも多く、その都度やり方を変えながら対応してきました。仕事の場面でも、状況の変化に臨機応変に対応しながら進めていきたいと考えています。

例文7:パート・時短勤務に応募する場合

現在はまだ子どもが小さく、勤務できる時間は限られています。その分、その日にやることを先に決めてから始めること、途中で引き継ぐ可能性がある業務は早めに共有しておくことを心がけ、任せていただいた範囲は責任を持って進めたいと考えています。

この例文7は、単独ではなく、他の例文と組み合わせて使うのがおすすめです。これだけだと働き方の希望が中心になり、何ができる人なのかが伝わりません。例文1〜5のどれかで経験を書いたあと、最後にこの段落を足す形にすると、条件と仕事への姿勢の両方が伝わります。

「現在は」「まだ」と書いておくと、今の状況であることも一緒に伝わります。希望する勤務時間そのものは、自己PRではなく履歴書の本人希望欄に書きました。

自己PRを含めた職務経歴書全体の書き方は、こちらのテンプレート記事でまとめています。4ページ構成の実例と、書く前に使える棚卸しシートも載せています。

専業主婦の職務経歴書テンプレート|5年以上のブランクから再就職した実例


私が自己PRを書くときに意識したこと

とはいえ、最初からこの順番で書けたわけではありません。「何も書けない」と思って、ずっと後回しにしていました。

「私はこういう人間です」と言い切れるものが正直ありませんでした。悩みに悩んだ結果、求められていることに対して「応えられます」という姿勢を示す、という方法で書くことにしました。

応募しようとしていた仕事を見ながら、求められていることを自分なりに整理したのが、この4つです。

  • 仕事の性質上、緻密さが求められそう
  • 人と関わる機会が多いので、対人経験が活きそう
  • 前職に近い経験があるので、そこは活かせそう
  • ブランクがあっても、新しい環境に適応してきた経験は伝えられそう

この4つを軸にして、自己PRのトピックを決めていきました。考える向きを変えただけで、書く内容が絞られて、逆に書きやすくなりました。

トピックを決めたら、3つに絞って構成しました。自己PRの具体的な構成については、テンプレート記事にも書いています。

専業主婦の職務経歴書テンプレート|5年以上のブランクから再就職した実例

きっかけになったのは、昔の職務経歴書を見直したことです。以前の転職活動で書いた自己PRが残っていて、「あのとき自分はこういうことをアピールしていたんだ」と気づきました。昔の自分が書いたものを土台にして、少しずつ更新していきました。

転職エージェントにも見てもらいました。「この表現はわかりにくい」「もう少し具体的に」といったフィードバックをもらえたのは、一人では気づけなかったことです。

一番意識したのは、面接で話せる内容にすることでした。書いてあることを面接で聞かれたとき、自分の言葉で答えられるか。それを基準に、盛りすぎず、でも伝わる内容にまとめました。


まとめ

  • 自己PRは「すごい人」をアピールする欄ではない
  • 過去の仕事の仕方・任されていたこと・再就職への姿勢が書ける
  • 大きな成果や数字がなくても大丈夫
  • 材料を並べて終わりにせず、応募先でどう活かせるかまで書く
  • 書いた内容を面接で話せるかどうかを基準にする
  • まずは下書きでいい。エージェントに見てもらいながら直す

職務経歴書のブランク期間の書き方はこちら。

専業主婦のブランク、職務経歴書にどう書く?私が実際にやったこと。

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5年以上の専業主婦期間を経て再就職したシングルマザー。子育てと仕事の両立、不安だった転職活動、家計のことなどを実体験ベースで発信しています。

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